こどもの病気

春・夏編

感染性胃腸炎
 暖かくなってくると、食中毒やウイルス性の胃腸炎が多くなってきます。
突然嘔吐したり腹痛や下痢がひどくなったりしてグッタリとなりやすく、あわててしまうことも少なくありません。
 少しずつ消化の良い食事や水分をとらして、脱水に気をつけてください。
便の様子には、注意が必要です。特に便に血が混じっているときは、必ずその便を持って病院を受診してください。
また、元気なくグッタリとしてきた時は、脱水が心配されます。この時も早めに病院を受診してください。

水ぼうそう
 水痘は水をもった赤いブツブツが全身にできる病気です。熱があまり出ないことも多く、ブツブツで気づかれることがほとんどです。
治療には塗り薬と痒み止めの飲み薬がありますが、最近は水痘を軽くする飲み薬があり初期のうちに治療できれば軽くてすみます。
また、感染しても3日以内であれば予防接種が有効です。
もし、感染が心配されるときはかかりつけの先生にご相談ください。

ヘルパンギーナ
 乳幼児のあいだで流行する夏かぜの一種で、38〜40℃の高熱が2〜3日続きます。のどの奥に小さな口内炎ができて痛いので、食べられなくなります。ひどい時は水分も飲めなくなり、脱水症になることがあり注意が必要です。
十分な水分をとるようにしましょう。すっぱいものはしみることが多いので電解質飲料より牛乳や麦茶などがよく飲んでくれます。
グッタリしているときは早めに病院を受診してください。



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