令和5年度継灯式
10月13日、2回生の継灯式が行われました。1回生の先輩が会場設営などの準備をしてくださり、皆でお祝いしました。病院での実習の前に行われるこの式は、一人一人が灯をフローレンス・ナイチンゲールから受け継ぐというシンボル的な式です。受け継いだ灯の前で2回生全員声を合わせ、ナイチンゲール誓詞を唱和しました。多くの知識、技術をこれから学び、一歩ずつ看護師に近づいていきます。学生生活、楽しいことだけでなく、つらいこともあると思いますが、この誓いの言葉や自分の決意を忘れず、皆で一緒に看護師への道を歩んでいきましょう。
2回生 基礎看護学実習Ⅰまとめ発表会
2回生が、10月23日から、27日の5日間、病院での実習に赴きました。初めての患者さんとのコミュニケーションでは、とても緊張しました。実際の看護活動の見学や、環境の調査、患者さんのベッド周囲の環境整備をさせていただくことで、ナイチンゲールの「看護覚え書」で学んだことを実際に体験し、感じ、考え学んだことを発表しました。お互いの学びを聞く中ででてきた疑問なども質問し、学びを深めることができました。患者さんをはじめ、実習でお世話になった方々に感謝します。
大分空港航空機事故対処総合訓練参加
10月27日金曜日に1回生(2年生)は、4年ぶりに開催された大分空港航空機事故対処総合訓練に、模擬患者として参加しました。大分空港の航空機にて火災が発生したという設定で、大分空港だけでなく、県下の消防・警察・自衛隊、そして医療機関が参加する大規模訓練でした。2年生は、その中で被災した大量傷病者という設定でした。頭を負傷して意識がもうろうとしている人、腹部を損傷し出血している人、骨折した人など、様々な受傷状況でした。事前に自分たちが扮する状況を勉強して、本番に臨みました。
いざ本番。ワクワク・ドキドキのうちに、発煙筒が焚かれ、救助の方たちが傷病者に扮した学生を救助テントに搬送。足を引きずったり、その場に倒れこんだり、「助けて」と叫んだり、学生たちも渾身の演技でした。そのうち、消防隊が到着し、次々と傷病者を搬送、トリアージ、処置と進んでいきました。そして、DMAT到着。緊迫した状況の中、傷病者に声をかけ、的確に必要な処置を次々と施していく様子に、ただただ感動。そして、このような不安な中、「すぐ来るからね」と声をかけられることが、どれだけ心強いか。その言葉の温かみを多くの学生が痛感したようでした。自分が看護師になったとき、救急の最前線や災害現場で働く姿を想像して、訓練を終えました。